フツーであれば、SEO対策をして上位記事を真似た記事を書くもの。しかし、真逆の取り組みとも言える、アンチテーゼ的なビジネス用語集を作成する意図は?(聞き手:本体、話し手:折田ちなむ)
(本体:以下「本」)
どうして「アクセスや収益を上げられる」ブログづくりの王道をしないのですか?(おバカなのかな?)
(折田:以下「折」)
答えは簡単です。オルタナティビストだから、ですね。
本:
・・・マジメに答えてもらえますか?
折:
マジで答えてますよ。
でも確かに、自分でもこのブログを開始するにあたって、「こんな方法でやっても意味があるのか?」とか、「無数にWebサイトがある中で、雑音で終わるのでは?」という不安ばかりでした。
本:
で、このレッドオーシャンのWebの世界で、勝算はあるんですか?
折:
正直、わかりません。
ただ、過去にブログづくりをしたときは、「ブログ術〇〇」や「アフィリエイトブログ入門〇〇」などの書籍を5~6冊読み、Udemyのブログ作成やWebマーケティングの講座を10個ほど受講しました。
そして、マインドマップで大量の勉強メモや記事作成のネタ、企画構成のフォーマットなどなどを準備もしました。
が、結論を言うと、ほぼ無意味・無価値だったなと思っています。
本:
「無意味」とは過激な言葉ですが、どうしてそう思うのですか?
折:
「ブログ・アフィリエイトで稼ぎたいな」と思う、多くの人たちと同じことをしてしまうからです。
本を出したり、講師をしたり、ブログで収益化ができている人たちの言うことは、「稼ぐ」という意味では王道だと思いますよ。
けれど、「こうしたら月〇万円稼げますよ」という教えをその通りやったとしても、
・恐らく、思うようには稼げないし、消耗する
・世に溢れかえる、無意味で無価値な“クソみたいな”SEOコンテンツを自分もまき散らかす
そうなってしまう末路が、実際に記事を書いてみて実感としてわかったからです。
あ、あとはやっぱり、それだと“オルタナティビスト”らしくないですしね。
本:
「世に溢れかえる、無意味で無価値な“クソみたいな”SEOコンテンツ」とは、また過激な・・・
折:
ちょっと言葉が過ぎましたね・・・。ついついヒートアップしちゃって、失礼しました。
けれども、実際に仕事としてSEOコンテンツの作成をしていても、「ユーザーの検索意図を最重視する」ということを隠れ蓑に、「本当に伝えるべきことを書いた記事」や「独自性・個性のある発信」ができないことに、強烈な違和感を持つようになりました。
当たり障りのない内容だったり、上位記事を分析してほぼ同じ構成で文言だけ微調整したり・・・
本:
では、このブログではどういった独自性ある発信をしていくのですか?
折:
ビジネスの中で「なんとなくこうだろうな」と使われている言葉や概念に対して、「異議あり!」とアンチテーゼを発信していきます。オルタナティブな、別の視点を提示するというか。
具体的には、専門領域である「人事・採用」はもちろん、ビジネス全般のことも扱っていきますし、書籍やラジオ・Podcastなども、オルタナティビスト観点で切り込んでいきます。
本:
キーワードでいうと、どういったものを扱うことになりそうですか?
折:
人事・採用の領域だと、「キャリア・オーナーシップ」や「リスキリング」、「人的資本経営」などの言葉に対して、オルタナティブな視点で「それ、違うでしょ?」と言っていきます。
その他にも「ウェルビーイング」、「イノベーション」、「タイパ(タイムパフォーマンス)」などなどを考えています。
本:
なるほどですね。いわゆるバズワード的に使いがちな言葉たち、という印象です。
折:
まさにそうです!
「なんだかよくわからないけど、今どきっぽいポジティブな言葉・概念だよね」という風潮に、「丸め込まれるな!だまされるな!」という、至極まっとうな言葉を投げていきたいと思います。