大人になって、実現できるかわからない夢や目標を語る。それは、ある時は「バカ言っちゃって」と嘲笑の的。そしてある時は「自己啓発に傾倒したサムい人」と認識されます。なので、気合いを入れすぎずに今後の夢(妄想)を語ります。(聞き手:本体、話し手:折田ちなむ)
重く考えずに、夢を書き出してみる
40代(おじさん)の考える夢
(本体:以下「本」)
40代の中年男性が「夢」というのも、やや「こっ恥ずかしい感」もありますが、実はみんなが胸の中に持っているものですよね。折田ちなむさんの今後の夢や目標を教えていただけますか?
(折田:以下「折」)
非常に良識的な人生を40年以上歩んできた私にとって、けっこう勇気がいる発信です。
けれど、このコラム(ブログ)を書いたり、Twitterで発信したりし、このサイトを訪れてくださる方が増えてきている中で、「この人は何をしたいの?」が見えないと「なんだかわからないサイト」で終わってしまう気がして。
実現したいことリスト 4つ(2023年時点)
本:
では、実現するかどうかの観点は脇に置き、「できたらいいな」「やってみたいな」という憧れ/妄想レベルでもいいので、列挙していきましょうか。
折:
余計な躊躇はせず、根拠の有無などは気にせず、カジュアルな感じでいきましょう。
実現したいことリスト(夢)は、こんな感じです。(2023年時点なので、今後も追加・変更していきます)
- 1.本を10冊以上(複数)出版したい
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本当にありがちな目標で恐縮です。
正直、「ある程度の影響力を持ちたい」「実績としてわかりやすいものを手に入れたい」という考えがないわけではないのです。
しかしそれよりも、このコラムも「書く」というアウトプットを通じて思考を具体化していける面白さがあり、それが生業の1つにできたら自然体でいられるな、と思っています。
(ベストセラー作家になれるといいな・・・) - 2.大学で教員をしたい
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大学院を修了するとき、講師(任期付き)の話を教授からいただいていました。
また、社会人になって35歳くらいのときに、東北大学大学院(博士課程)を目指して1年間、仕事をしながら大学院のゼミに参加させていただき、勉強をしていたこともあります。
研究者となると私の頭脳や興味関心的に継続することは難しそうですが、客員教授のような形で「キャリア」「生き方の選択肢」「フリーランス」などのキーワードで授業や研究室をもてたらと思います。 - 3.逃げも隠れもしない、自分の拠点を持ちたい
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これは自分の行動次第で実現できることです。
現在の「ホワイトカラー的なクライアントワークのみで、在庫もオフィスもなく、ローリスク」な働き方や生き方は、気楽です。けれど、だからこその限界があると感じています。
もし、他の誰かに「こういうオルタナティブな生き方や選択肢があるんです」と説得力を持って伝えて人生をサポートするような仕事をしたいのならば、自分の拠点を構えて相談したい人が気軽に訪れることができるような、“外部へ自分を開放する”取り組みが必要だなとと感じています。 - 4.ラジオのナビゲーター
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読書系のPodcastを2021年から運営していますが、とはいえ趣味の範囲なので、1回の放送で100~300再生。
知識やトークのクオリティはものすごく上げなければなりませんが、一般的なラジオで番組を持ちたいと思っています。
※2011年の半年間、ある地域限定のラジオ番組でキャリア系番組のパーソナリティ経験はあり。
変わらない夢、変わる夢
少年時代や青年期の夢は
本:
4つの実現したいことを拝見して、率直な第一印象として、「名誉欲」「承認欲求」「影響力を欲している」という側面を強く感じました。
折:
そうだと思います。
私自身も自覚しており、正直「無様だな」とか、「身分不相応だな」と思います。
なので、あまり大きな声では言いたくなかったのですが、心の中でコソコソ考えているより、言ってしまったほうが良いかなと思っています。言うのはタダですし。
本:
ご自身での自己認知があって良かったです。(この夢をドヤ顔で言われたらひくので)
ちなみに、幼少期~20代までの若い頃の夢や目指していたことは何だったのでしょうか?
折:
小学校時代は、学者か社長と言っていたと記憶しています。当時から、できるだけ自由にやりたかったのだと思います。(「夢=職業」になっているのは、間違った労働・キャリア観の刷り込みですね)
完全に脱線ですが、少年時代を振り返っていたら、シンガーソングライター・徳永英明さんの「壊れかけのRadio」が大好きだったことを思い出しました。今も歌詞を覚えていて、「遠ざかる故郷の空 帰れない人波に ほんとの幸せ教えてよ」のフレーズで感傷的になっちゃいました。
その後、10代はスポーツ(陸上競技やバスケ)に熱中していたので、スポーツドクターやアスレチックトレーナーになりたいと考えていました。
大学・大学院と20代の社会人時代は、起業家や社会起業家に憧れていました。当時、日経ビジネスなどで「注目の若手100人」みたいな企画が年に1回あって、それを食い入るように眺めて、「僕もいつかこの100人に入るようなでかい仕事をするんだ」と考えていました。
今考えると、新自由主義的というか、成長至上主義というか、政治・投資家・経営者・メディアにきれいに踊らされていたと思います。若かったとはいえ、恥ずかしいですね。
夢も常に変わっていくはず
本:
折田ちなむさんは、個人事業主なので、幼少期の夢を実現していると言えるかもしれませんね。
良いか悪いかの価値判断ではなく、「三つ子の魂百まで」とはまさにこれですね。
折:
そう言われて初めて「あ、10歳の頃の実現したいことが、一部現実になっている」と驚きました。
私だけではなく、幼いころに素直に願ったことだからこそ、形になるのかもしれませんね。
一方で、先ほど申し上げた4つの実現したいことも、それに固執しているわけではありません。
これから出会う人や機会、環境、自身の変化に伴って、実現したいことも変わっていくものだと思います。
例えば、「ラジオのパーソナリティじゃなくて、ユーチューバーがいいかも」とか。
なので、また定期的(半年ごとなど)にその時々の実現したいこと・夢をコラムで更新していきたいと思います。